マッサージ店の起業に必要な資格とは？
最近では街を歩くと必ず見かけるほどマッサージ店が多くなりました。このマッサージ店ですが、起業する時には資格が必要かどうか気になる人も多いでしょう。ここではそんな気になるポイントを徹底解説します。
マッサージ店の起業に必要な資格について
最初にマッサージ店といっても、大きくは2つに分類できることを知っておいてください。治療を目的とする店舗か治療を目的としない店舗であるのかの違いがあります。
前者から解説をしていきますと、治療を目的としたマッサージ店とは施術者がマッサージ師の免許を取得しているケースです。あん摩、マッサージ、指圧や接骨、鍼灸といったものは医療法での区分上医業類似行為に該当します。そのため治療を目的としたマッサージ店を起業するには、厚生労働省が認可している国家試験に合格をしなくてはいけないのです。
資格を取得するためには、公認を受けた専門学校などで所定のカリキュラムを修了する必要があります。
また、起業をする際には資格を取得後に開業申請も行わなければいけません。
開業申請は最寄りの保健所で行うことになるのですが、各都道府県ごとに申請に必要な書類が異なりますので、事前に確認をしてください。
では、治療目的ではないマッサージ店ですが、こちらは開業するのに特に資格は必要ありません。一般的に良く街で見かけるリフレクソロジーや足つぼマッサージ、クイックマッサージなどがこのタイプの店舗に該当します。
現状、これらのサービスについては国家資格となるものがありませんので、誰でも開業することができるのです。
治療目的ではないので医療法においても医業類似行為にならず、法律による規制を受けることもありません。こうした手軽さがあるため新規参入してくる人が多いのです。
マッサージ店の起業を考えた場合、参入しやすい後者のタイプを選択する人が多いのですが、やはり集客を考えると何かしらの資格を取得しておくべきでしょう。
ハンドマッサージやアロママッサージなど手軽に取得できる資格も多くあるので、準備しておくのに越したことはありません。
他にも立地条件や施術メニュー、顧客サービス、明確な料金体系などが経営には大きく影響しますので、注意してください。
マッサージ店を起業する場合、治療目的であるのならあん摩師などの国家資格を取得するのが最低条件になります。治療目的でない場合は、特に必要となる資格はありません。
ただし、無資格のマッサージ店での集客は非常に難しいので、何らかの資格を取得しておくと良いでしょう。
最近では女性に向けたクイックマッサージなどが人気となっていますよ。ぜひ参考にしてみてください。
