将来的に独立を考えられる資格の多くには受験資格があり、大卒以上が求められています。しかし、資格の中には高卒でも受験可能なものがあり、もちろん独立することも視野に入れることができるのです。
高卒でも独立できる資格ってあるの?
独立を考えて資格を取得するのであれば国家資格、もしくはそれに準ずる知名度や信頼度のある資格を選択するのが重要です。
そこでお勧めしたいのが法務系資格の中でも定番の行政書士の資格になります。
行政書士の資格は受験資格がありませんので、誰でも挑戦できるのがポイントです。
また、法務系資格の中では比較的難易度が低めであり、将来的に独立を目指すこともできます。
また、定番の資格ですので教材が豊富に揃っていることもメリットです。わかりやすく解説したものもあるので、まったく知識のない人がゼロから学ぶのに適した資格だと言えるでしょう。
ちなみに行政書士の資格を取得できれば、さらに有望な資格である社会保険労務士の受験資格が得られるメリットがあります。
もう1つお勧めしたい資格としては宅建主任者です。宅建主任者は受験資格がないのと同時に就職をするのにも役立ってくれます。
不動産業を営むときには必須ともいえる資格ですので、資格取得そのものに大きな意味があります。
さらに自分自身が独立をするときにも役立ってくれますので、どの資格を取得していいのかわからない、希望する職種がないといった時には選択肢として候補にあげておきましょう。
特に不動産業は東京オリンピックに向かうにつれて需要が高まると予想されますので、取得しておいて損はありません。
もう1つお勧めの資格といえるのが調理師免許です。調理師免許は学歴不問ではありますが、受験資格として飲食店で2年以上の実務経験が必要となります。
基本的には専門学校に通い、受験対策をしていくのですが、飲食業界を目指すのなら必須の資格です。法的には必須ではありませんが、飲食業界で働く人の多くが取得しているので、できるだけチャレンジすべきでしょう。
自分の腕次第といったところはありますが、将来的に独立してお店を経営することを視野に入れている人も多くいる業界です。
そうした風潮がある業界ですので、独立の際の相談相手になる仲間を見つけられることもお勧めしたい理由になります。
高卒であっても独立できる資格は沢山あります。ただ、資格を取得してすぐに独立できるといったものはなく、一度は実務経験を積む必要があります。
経験なく独立を考える方が難しいことですので、これは仕方のないことだと割り切って取得を目指した方が良いでしょう。