昨今の社会状況では、大手の起業に就職をしても、いつ倒産してしまうかわからないような時代になってしまいました。
そうした中で人に使われるのではなく、自分自身で起業しようと考える人も増えています。
起業に必要な資格についてきちんと把握しておくと、ビジネスの機会を逃すことなくチャンスを掴めますので参考にしてください。
起業に必要な資格
起業に必要な資格ですが、原則としてありません。職種によっては資格がなければできないような仕事もありますが、一般的な意味で起業をする時には特にこれという資格はないのです。
まず資格がなければ仕事ができない職種ですが、士業と呼ばれるものはほぼ資格を取得していなければいけません。
他にも医療行為を行うなら医師の資格が必要ですし、身近なところですと美容院を開くなら美容師の免許といった具合です。
一般的な起業の場合ですと特に資格を必要としませんが、職種に関連するものであれば取得しておいて損はありません。
例えば新規参入がしやすいネイリストなどは起業のために特別資格は必要ありませんが、自分が店に立つのなら取得しておくべきものです。
一方で業種に関係なく、起業するのなら取得しておいた方が良い資格があります。その中で代表的なのが中小企業診断士と簿記の資格です。
中小企業診断士の資格はその名の通りに、財務諸表などから起業の経営を診断する資格になります。資格を取得しなくとも一次試験に向けた勉強をすることで、下手なビジネススクールに通うよりも経営に役立つといわれるほどです。
経営についての基礎的な知識を学ぶことができる資格でもありますので、起業をするのならチャレンジしてみるのも良い方法だといえます。
また、簿記については財務諸表を読めるようにする意味もありますが、起業初期の人手が足りない状況で、自分自身が財務関係の仕事を処理するのにも役立ってくれるでしょう。
他にも起業をする上で役立つ資格としてはビジネス実務検定であったり、日商販売士などは効果的です。
資格そのものというよりは取得する過程で勉強をする内容に意味がありますので、どんどんチャレンジしていくことをお勧めします。
起業に必要な知識は幅広く、多いので、自分がどの業種で開業するのかなどビジョンをはっきりさせることも大切です。
起業をするのに必須の資格は特にありません。ただ、取得しておくと役に立つ資格があるのは事実です。
特に中小企業診断士と簿記についてはしっかりと学んでおくと、自分自身を助けることにつながるでしょう。
また、職種によっては絶対に必要な資格もありますので、事前にきちんと把握しておいてください。